有名な風刺画を2年ぶりにハッケソ(クリックすると拡大)
上段は関係者の理解や行動を刺したもので、下段は成果とオチを刺したもの。
左上から順番に番号を振っていくと、
①:顧客が「3段ブランコを作ってくれ」というオーダを出す。
しかし3段にする意味が分かりません。
②:PLは営業やアナリストや顧客の意見をまとめる役です。
が、その結果「ブランコのすぐ真後ろに木の幹がある」という破綻した設計に・・・
③:アナリスト(コンサルタント)は凝ったデザインを考えます。
元々あった木の構造まで変えて、インパクトは抜群。
物理的にありえないデザインになりましたが、顧客経営層へのアピールは万全です。
④:プログラマはPLの指示通りに作ってみました。
が、ハリボテでしかありませんので動きません。
⑤:営業さんはいい事を言います。何て無駄に素晴らしい椅子があるのでしょう。
⑥:ドキュメントなんて飾りです。基盤(木)の影しか触れてなくてもいいのです。
⑦:こんな状態では本番移行するのも大変。動く場所をなんとか集めて
辛うじて動くようにはなったものの・・。
⑧:でも大変だったのでコストだけはかかりました。相応の支払いはしてもらいます。
⑨:サポートは木の根元だけあれば十分ですよね?
え、ブランコそのもののサポートですか?相談には応じますよ。
⑩:本当はこれでよかったのです。3段にする必要も木の構造を変える必要も
ありませんでした。営業さんが一番近い解釈してますね。
・・・と言うわけで、ワタシなりの総合解釈はこれ。
・アナリスト(コンサルタント)は邪魔にしかならない
・営業は顧客に最も近いだけあって本質にも一番近い。
営業の言い分から「見栄え」を消せば、本質にたどり着ける。
・プログラマにケツ噴きを期待するのは間違い。
え、そうじゃないって?まあまあ。
今自分がPLやってる新規システム構築案件があるんだけど、
こんな状態に陥って、3年後に
「当時のPLのA氏氏ね」なんて
言われる事がないように、全力を尽くしたいと思います。。。