NEWEST / < NEXT   BACK >

パ・リーグに倣え

久々のblogエントリは意見表明の場として。

観客動員が頭打ちのJリーグ。
その打開策はいろいろ検討されているようですが、
メディアを通じて世に出てきたのが「秋春制移行」と「2ステージ制復活」。

「何でそれなの?」というのが正直なところです。

個人的には、Jは野球のパ・リーグに倣うべきだと考えます。
なかなかセ・リーグの影から出ることが出来ず、様々な試行錯誤を経て
今ではJリーグよりもはるか上のレベルで地域密着に成功し、
観客動員も高め安定。
次から次へと新しいスターも出てきています。

そのパ・リーグがやってきた試行錯誤の「成功例」を、
Jは模倣すべきという考えです。
逆に、失敗例はやってはいけません。

では成功例と失敗例は何だったのかを列挙してみます。

【成功例】
・リーグの中心となるべき強豪チームの確立(1980年代の西武が該当)
・様々なチャネルを活用した宣伝戦略
・企業名と地域名を併記したチーム名にした上での地域密着戦略
・スタジアムの新設・改築
・本拠地移転
・実力と話題性を備えたニューフェイスの登場

【失敗例】
・2シーズン制
・複雑怪奇なプレーオフ制度(クライマックスシリーズ以外)
・不祥事(黒い霧事件)


成功例の中でJリーグが出来そうなことは、
「様々なチャネルを活用した宣伝戦略」「地域密着戦略」
「スタジアムの新設・改築」の3つでしょう。
やれるクラブが限られるけど、「本拠地移転」も1つの手。
日ハム・ソフトバンク・千葉ロッテは本拠地移転と
スタジアム新設効果が観客増の大きな要因の1つに
なっています。楽天も成功例と言っていいでしょう。

地域密着についても、今のJのクラブは地域貢献イベントを
回数こなしてそれをアピールするだけの「押し付け感」が
目立つ気がしています。

サポーター層に限ったアピールだけは上手なクラブが多いですが、
関心のない、一般人を引き込むという観点が足りていない。

それどころか、「Jリーグとかのサッカー観戦は、全員起立しないと
応援団から怒られたり殴られたりするんでしょ?」
と真顔で言われることが
珍しくありません。

これは大きな改善ポイントです。

一方、失敗例の中に、1973年から10年間行われた2シーズン制があります。
パ・リーグにおける2シーズン制は、最初の数年こそ観客動員増の
効果がありましたが、1980年で動員が頭打ち。
その後は西武以外の動員が極端に落ち、また1975年の阪急のように
前期優勝チームが後期のほとんどを消化試合にして成績を度外視する
弊害も出ていたため、1982年で廃止されてしまいました。

つまり、今のJリーグがやるべきことは、上記でも挙げた

・宣伝戦略の根本的見直し
・地域密着戦略の根本的見直し
・スタジアムの改築や増築
・可能ならば不人気クラブは本拠地移転も考える


の4つだと考えます。

悪い意味でスカパーに独占状態のメディア戦略を
多方向チャネル型戦略に見直し、
関心のない一般人にも振り向いてもらえるような
地域密着戦略に変え、
スタジアムというハードをアップグレードすることで
新鮮味を復活させる。
やや極端だが、何やってもダメなら他所に行くことも考えてみる。


逆に、2ステージ制の復活は愚の絶頂です。
最初の数年は良いかもしれませんが、数年後には倍返しを食らいます。
痛み止めの効果しかないでしょう。

なお、秋春制に関してはこの観点では何とも言えませんが
今まであちこちで出てきた「年度ずれ」などの致命的な
問題点が多いので、基本的には賛同してません。


あと「地域密着」に絡むのですが、Jの理念から来ている
「クラブ名に企業名を入れない」というルールについては
撤廃したほうがいいんじゃないかと思っています。

その理由となる、わかり易い例を挙げます。

北海道日本ハムとコンサドーレ札幌。
福岡ソフトバンクホークスとアビスパ福岡。

地域密着に成功しているのはどちらでしょう?
関心のない層をスタジアムに引きこみ、リピーター化に
成功しているのはどちらでしょう?
答えるまでもありませんよね。

企業による資金投入の足かせになる地域密着のフリをしたルールは
とっとと取っ払ったほうが良いのではと考えています。

以上。
 
| soccer | comments (0) |  

コメント

NEWEST / PAGE TOP / < NEXT   BACK >


Twitter Updates▼


ARCHIVES▼

<前月 2018年11月 次月>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

OTHER▼

POWERED BY

BLOGNPLUS(ぶろぐん+)