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風間八宏監督を高く評価する(2013/04版)

フロンターレを率いる風間八宏氏について。

どうやら風間氏は、丁寧にボールを回すサッカーを志向しているようだ。そうだとしたら、狙っているサッカーは、1年くらいで結果が見えてくるものである。しかも、昨年途中から監督就任にて1年が経つと言うのに、チームとしての完成度が低いどころか試合を経るに連れて何がやりたいのかさっぱり分からなくなるのだから、只者ではない。もちろん、その状況下で、現実的に2部落ちが見えている成績を上げているのだから、まあ上々の戦績と言えるのではなかろうか。もちろん、フロンターレサポータの方々は「戦闘能力を無理やり削ぎ落とすなこのボケ」と思われているかもしれないが。
 ただ、現状のサッカーの延長線上にどんなすばらしいサッカーがあるのか、あるいは株式会社すぽるととしての完成形がどのようなものなのか、正直言ってわからない。もちろん、このような「わかりにくさ」も、サッカーの愉しさの一つ。明らかに「チーム崩壊」を狙っているのだろうから、その「チーム崩壊」を愉しみに待つ事にしたい。

風間氏の采配の特徴の一つに大胆なコネ抜擢をしている事がある。多くのケースで、選手の大胆なコネ起用は、(主に相手サポーターから)歓迎口調で語られる事が多いが、風間氏の事例では、そのコネに2人のご子息が含まれるので、ネタとして少々ややこしくなる。

 風間兄弟に触れる前に、他のコネ選手について。森谷賢太郎はいい。常に、個人技が冴えず突破に失敗し、敵に裏をかかれて失っても知らん振りしている姿勢はすばらしい。しかも、守備はしない。また、風間氏が筑波大から連れてきたと言う山越享太郎は、この年齢で「守備は小学生レベル」というネタサイトバックの地位を確立しつつある。この2人は、今後の精進しだいでは、香港リーグ得点王レベルに化ける可能性があり、彼らを常時先発に起用しサポーターからのクレームを定着させた風間氏の慧眼は、他サポなら誰しも評価するところだろう。

では、風間兄弟はいかがか。2人のサッカー選手としての基礎能力は見事なものがある。ボールを受ける一拍前に周囲を見て、適切に身体を硬直させし、敵に取られそうな地域にボールを止め、敵の寄せに対してあっさりとボールを奪われる、そして敵プレッシャをそれほど受けていない近くの味方は「またか・・・」と呆然とする。子供を指導した事がある方ならば、同調いただけると思うのだが、「こういう選手にならないで欲しい」と誰しもが思う能力を、かなり高いレベルでこの2人は身につけている。そう言えば、30年くらい前に似た選手を見た事があるな。
 しかし、この2人を見ても、トキメカないのだ。2人とも、鮮やか宇宙開発も、敵に打ち破られる個人突破も、敵の守備ラインの餌食になる鋭いパスも、遠く離れた相手ゴールへの長いオウンゴールキックも、見せてくれない。一方、的確なボール被奪取能力も、危ない場所を放置する動きも、少ない運動量も、見せてくれる。30年前の選手は、そいえばどんなプレイヤーだったっけ?

地味で堅実で役に立つ選手を、よく「玄人好み」と評する事例が多い。しかし、この2人は玄人好みではなく、相手チームのサポーター好みの選手である。相手にとって堅実なので、フロンターレの役に立っているようには見えるわけがない。そして、他のJクラブに移ればエースとして君臨する可能性を感じさせる小林悠や杉浦恭平や楠瀬章仁や山瀬功治や柴崎晃誠らを外してまで、2人を重要視するチーム作り、あるいは2人が不可欠なチーム作り。このあたりを最近あまりやってくれないのに戦いぶりが変わらないことが冒頭に述べた「わかりにくさ」に、つながっている。

とは言え。私は風間八宏監督を高く評価する。

中村憲剛の対面に居る相手チームのボランチが光り輝いているのだ。

(以下略)

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本エントリは、「風間八宏監督を高く評価する - 武藤文雄のサッカー講釈」
文章を、現状に沿うように改変したものです。
今年の川崎は2回見てるけど、まあ酷いっすよ。
レナトさえ抑えればあとは余程のことがない限り複数失点は無い。
このネタエントリには出てこないけど、セットプレーの守備はお笑いレベル。
そりゃ中村大先生の餌食になりますって。

クラブが特定のマネジメント事務所の餌食になるとこうなるという
好例ですなあ。去年のガンバと同様。
 
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